月刊雑誌の藤沢周平氏の追悼記事のリスト

[大阪 横山 稔 さん]


■ 文芸春秋四月臨時増刊号『藤沢周平のすべて』 950円

●唯一の現代小説『早春』 短編傑作選 エッセイ傑作選 を含む

「編集を終えて」より

「物をふやさず、むしろ少しずつ減らし、生きている痕跡をだんだん消しながら、やがてふっと消えるように生涯を終わることが出来たらしあわせだろう」と、二十年も前に藤沢さんは書いている。その言葉通りこの作家は、豪邸も別荘も高級車も持たずに逝った。だが生きた痕跡は消えるどころか、巍々たる作品の山脈が残った。作品の一つ一つを読み返すたび逝ったものの大きさが実感される。

■プレジデント社『ブレジデント 4月号』 980円

●追悼企画第二弾 川本三郎「藤沢周平「優しさの文学」の軌跡」

〜そこには“われを忘れる”物語の楽しさと“身に つまされる”情感の深さがあった〜

「藤沢周平は、天下国家をほとんど論じない人だった。古武士のように寡黙に、ただ、小説だけを書き続けた。なるほど天下国家を語れば壮大なロマンも可能だった かしれないが、藤沢周平はそれをやらず、律儀な職人のようにこつこつと小さな言葉を刻み続けた」(同文より)

■中央公論社 『婦人公論 4月号』

●由里幸子「哀切の人、藤沢周平さんの眼差し」

■光文社   『宝石 4月号』 750円

●佐高信「「英雄史観」か「人の情」か 司馬遼太郎と藤沢周平

 〜読者を 魅了し続けた二人だが遺したもの”は、かくも違う 〜

日本のビジネスマンはこの二 人をどう読むか」

◆本の雑誌社『本の雑誌 4月号』520円

●「藤沢周平」書誌

69の本のリスト 初版年、再版、文庫化など例えば、『夜消える』は、単行本より先に文庫版が出ているこ ともわかる。

■文芸春秋社 『文芸春秋 3月特別号』720円

●藤沢周平遺稿「漆の実のみのる国」最終回

「鷹山は前年の十一月に、愛妻のお豊の方を喪った。糟糠の妻だった。その 欠落感は大きく、冬日の中にじっと立ちながら、鷹山は胸の中に巨大な穴が空いている感覚 を捨て切れない。」

●追悼特集「さようなら藤沢周平さん」

・井上ひさし「藤沢周平さんを悼む」

・宮城谷昌光「江戸の空が見えた」

・小林陽太郎「ゲーリー・クーパーを重ねて」

・小林桂樹「戦中派」

・高橋義夫 「蝉の声」

・飯田経夫「サラリーマンの共感」

・宮部みゆき「いつかこんな作品を」

■文芸春秋社 『オール讀物 3月号』800円

●再録『溟い海』

●再録エッセイ「溟い海」の背景」

●追悼特集「さようなら、藤沢周平さん」

・田辺聖子「藤沢さんのこと」

・宮城谷昌光「玄人」

・杉本章子「 「泣かない女」によせて」

・高橋義夫「旧山形師範付近」

・藤田昌司「現代人を癒してくれた」

・松坂俊夫「藤沢さんと「砕氷船」」

・佐野洋「藤沢さんとミステリー」

・井上ひさし「塩引きの鮭」

・秋山駿、中野孝次対談「「美しい日本の人間」を書いた人」

・向井敏「百花繚乱、藤沢周平の作風」

■新潮社 『新潮 45 3月号』720円

●関川夏央「藤沢周平という人生〜「振り返ってみる自分の過去が、書きのこす に値しない」と言った氏の短くも鮮烈な自分史」

■新潮社 『小説新潮 3月号』780円

●グラビア「おつかれさま 藤沢周平さん」3ページ

●追悼特集「おつかれさま 藤沢周平さん」

・田辺聖子「藤沢さんのユーモア」

・逢坂剛「小説の目利き・藤沢周平」

・戸井十月「秘剣、時間差攻撃」

・尾崎秀樹「個人的共感」

・井上ひさし「藤沢さんにくい下がった話」

・常磐新平「作品論・用心棒 と岡っ引」

■プレジデント社『プレジデント 3月号』980円

追悼特集 「泣けて惚れて夢を見て ああ、藤沢周平」

●追悼の記 尾崎秀樹「「時代小説に現代を映した作家」藤沢周平、その人 と作品」

●さようなら、藤沢さん

・秋山駿 「人の心に潤いを与える。文学の使命を改めて思い出させ てくれた人」

・中野孝次「日本人が忘れ去ったものが藤沢文学にはある」

・竹山洋 「本物の小説家と初めて向き合い、「逃げねばなるまい」 と思った

・後藤正治「比類なき文の力は、「人間の深さ」そのものに由来して いた」

・阿部牧夫「その強靭な歩みに「東北の農民の血」を感じた」

●ビジネスマンは藤沢作品をどう読んだか

・江坂彰 「名誉と誇りを貫く武士の生き方に自分の偽らざる姿を見た」

・武田金雄「司馬遼太郎から藤沢周平へ」

●再録・作品論

・常盤新平『蝉しぐれ』  友情、恋、試練、成熟 ここには男が人 生で出合うすべてがある

・加藤仁 『三屋清左衛門残日録』  老い、現役を退いて初めてわ かる喜びと哀しみ

・水木楊 『用心棒日月抄』  組織に弄ばれながらも飄々と生きた 男への共感

・佐高信 『市塵』  胸の中に「狼」を抱いて、「儒者宰相」新井 白石は財政再建に挑んだ

●藤沢作品の芸

・半藤一利監修 「藤沢文学「心にしみる」名場面集

●藤沢周平氏、最後のロング・インタビュー 聞き手藤田昌司

「一度どん底を見たから、どんな人も許せる気になった]

■光文社   『小説 宝石 3月号』 780円

●名作ふたたび 藤沢周平「うしろ姿」再録

居候のばあさんが夫婦にもたらしたものは.......

●追悼 藤沢周平

・常盤新平 「命がけの男と女ー『海鳴り』のこと」

・太田経子 「押し掛け弟子』

・来生えつこ「志の正しい、素晴らしい技」

●追悼特集 藤沢周平 人と作品

・植村修介「己を飾らない作家の輪郭」

■文芸春秋社 『別冊 文芸春秋 219号』 900円

●向井敏「藤沢周平が遺した世界〜最後の長編『漆の実のみのる国』を読む」

■講談社   『小説現代4月増刊号 季刊 歴史ピープル』 1000円

●文芸追悼

・羽山信樹 「悲愴の文学」

・阿部龍太郎「夢ぞ見し」

・宮本昌孝 「周平と周五郎」

・宮城谷昌光「「黒い縄」について」

■講談社 『小説現代 3月号』800円

●名作再見 藤沢周平「雪あかり」

〜養子に出た武士の生活と愛をしみじみと描く好 短編〜

●追悼 藤沢周平

・井上ひさし「海坂藩御城下絵図の作り方」

・常盤新平 「市塵の中から」〜『獄医立花登手控え』と『市塵』〜

・縄田一男 「藩のある風景」


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