記事タイトル:「秘太刀馬の骨」の伝承者について 


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お名前: 慈慈   
青江さんご質問の「伊助の報告」は、ちゃんと載っています。
一字一句の読み比べはしていませんが、文庫本(初版)と同文です。

本作を“藤沢周平の隠れた名作”と推す方が多いのは、このラストによって
読むものの琴線に、清清しさが送り込まれて来るからではないのでしょうか。

癒し系(個人的には、好きでない表現ですが・・)と言われる所以でしょう。
[2004年7月9日 9時24分0秒]

お名前: 青江松三郎   
慈慈さん、質問です。
初出には、ラストの「伊助の報告」はありますか?
・・・ネタバレっぽくなってきてしまいましたが(^^; ここは是非伺いたいです。
[2004年7月9日 6時6分28秒]

お名前: 慈慈   
初出の継承者は○六でした。はっきりと書かれています。
恐らくは、第一回の掲載時から○六と決めていたと思います。

「馬の骨」は、氏素性の知れない者、と言う意味が有りますから、当初から○六と決めて書かれたと思うのです。

しかし、「白炭や朝霜溶けて馬の骨」(新井白石)をわざわざ献辞のごとく載せているのにも意味が有るのでしょうね。
第一回の初出誌を捜したのですが、手持ちに有りませんでした。

単行本の時に、載せたのか。初出時に載せていたのか、不明です。

本作では、継承者探しのほかに、杉江の立ち直っていく様子も大きな要素になっていますから、「朝霜の溶ける」さまは
あるいは杉江をイメージし、白炭の燃え灰を馬の骨の継承者(つまりどこの馬の骨とも知れぬ者)にかけた、二重構造の
作品に仕上がっていると読めます。
普通の人の持つ弱さや強さを書いたとしたら、継承者を変更した理由が分かりません。
まさか、新井白石に気を使ったわけではあるまいし・・。
[2004年7月8日 11時28分41秒]

お名前: eiki   
慈慈さま、青江さま、ご教授ありがとうございます。

慈慈さまに教えていただきました継承者を元に、
考えてみました事を書かせていただきます。

オール読物での継承者は○六であったと思います。
しかし、○六は銀次郎と立ち会っていないので、
継承者とするのには無理があると周平先生はその後
考えられたのではないでしょうか。

私が一週間考えた結論です。
ご教授お願いします。
[2004年7月7日 0時8分19秒]

お名前: 青江松三郎   
慈慈さんありがとございますー!

僕が文庫本を読んだときに感じた違和感は、そのためのものだったんですね。
あの部分だけがやけに唐突な感じがしていたんですが、なるほど〜。
いやー勉強になりました。本当にありがとうございます。
[2004年6月28日 19時21分50秒]

お名前: eiki    URL
慈慈さんご教示有難うございました
    今文庫本で確認しました
  なぜ変更されたのか更に謎が深まった様な気がします
  もう少し考えて又書き込みいたします
  取り敢えずお礼まで。
[2004年6月28日 18時17分4秒]

お名前: eiki    URL
慈慈さんご教示有難うございました
[2004年6月28日 17時59分20秒]

お名前: 慈慈   
eikiさん、はじめまして。公私にいろいろと有り過ぎまして、皆様にもご無沙汰しておりました。

初出の「オール読物」を引っ張り出して来ました。
実は単行本で読んだ時に「あれま、初出の継承者ってこの方だっけ」と疑問に思ったのですが、今回読み比べても、
藤沢先生が何故変更したのか、良く分かりませんでした。阿部氏もその辺の事情には触れていませんでしたネ。

ところで「この人だと思った事も有ったが、継承者ではない」と書いている「この人」が初出では継承者です。
さて、eikiさん、お分かりになりましたか??
[2004年6月28日 9時36分55秒]

お名前: 青江松三郎   
ひょっとすると、経書に書かれている可能性があるかも・・・(笑)

いや、冗談です(^^;
文庫本でしか藤沢作品を知らない僕にとって、そういう情報はとても新鮮です。
僕も知りたいですねぇ。
[2004年6月22日 18時8分12秒]

お名前: eiki   
質問です。
阿部達二著「残日録」によりますと、「オール読み物」連載時の
馬の骨の伝承者は、現在の単行本とは異なっていたとのことです。
「オール読み物」での伝承者と結末をご存知の方がいらっしゃいましたら、
どうぞご教示をお願いいたします。
[2004年6月20日 17時9分32秒]
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